マヌエル・ペジェグリーニ(Manuel PELLEGRINI)
フルネーム マヌエル・ルイス・ペジェグリーニ・リパモンティ
国籍 チリ  
出身地 サンティアゴ
生年月日 1953・9・16
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
経歴 1988〜89 ウニベルシダ・チリ
1990〜92 1998〜98 パレスティーノ
1992〜93 オヒギンス
1993〜95 ウニベルシダ・カトリカ
1998〜01 LDUキト(エクアドル)
2001〜02 サン・ロレンソ(アルゼンチン)
2002〜03 リーベル・プレート(アルゼンチン)
2004〜09 ビジャレアル(スペイン)
2009〜10 レアル・マドリー(スペイン)
2010〜13 マラガ(スペイン)
2013〜16 マンチェスター・シティ(イングランド)
2016〜18 河北華夏(中国)
2018〜   ウェストハム(イングランド)
獲得タイトル 93コパ・インテルアメリカーナ
95チリカップ
99エクアドルリーグ
00/01,02/03アルゼンチンリーグ
01コパ・メルコスール
08スペインリーグ年間最優秀監督(マルカ紙)
13/14プレミアリーグ
13/14,15/16イングランドリーグ・カップ
イタリア人の両親の元、首都サンティアゴに生まれます。現役時代はU・チリで1973年から13年間のキャリアを全うし、国内リーグ通算451試合に出場しました。
ハードなタックルが特徴のCBであり、スペイン語で「危険」という意味の「ペリグロ」と自らの名前をかけあわせた「ペリグロシーニ」というニックネームがありました。

ショートパスをつないでゴールを目指すスペクタクルなサッカーを身上とし、状況と手持ちの選手次第で4−4−2や4−3−1−2、4−2−3−1と変化させます。ボールポゼッションと攻守のバランス取りを重視するため、ボランチを2枚以上配置します。
人柄の良さで選手やスタッフからの信頼は厚く、土木工学の資格を保持する頭脳明晰な面もあり「エンジニア」という異名をとります。

チリのユース代表から指導者のキャリアが始まります。母国内において短期間で就任と辞任を繰り返していましたが、1994年から就任したU・カトリカでタイトルに恵まれると、1999年より活躍を国外に移し、エクアドルの強豪LDUキトに就任。DFエスピノーサ、レアスコ、MFメンデスなど、後に代表でも中軸を担うスカッドを率いて、いきなりリーグ制覇を果たします。
2001年にアルゼンチンのサン・ロレンソに就任。DFコロッチーニ、下部組織出身のMFロマニョーリ、FWロメオを軸に据えて国内外のタイトルを制し、強豪リーベルに呼ばれます。MFダレッサンドロ、ルチョ、FWフエンテス、カベナギの攻撃陣が持ち味を見せ、デミチェリスを軸とした守備陣も安定感があり、自身2度目の後期リーグ優勝を果たしました。
04/05シーズンにビジャレアルに就任。リケルメ、S・アンデルソン、J・マリに加えマンチェスター・Uからフォルランが加入。守備面もGKレイナ、途中にソリンの加入もありクラブ史上最高の3位になりチャンピオンズ・リーグ出場権を得ます。UEFA杯でもベスト8になりました。
翌シーズンのチャンピオンズ・リーグ予備予選ではエヴァートンを下してグループリーグに進み、ベンフィカやマンチェスター・Uなど常連を抑えて首位で突破しました。アーセナルとの準決勝では1stレグで劣勢となる中、2ndレグ終了間際にPKのチャンスを得るもののリケルメがPKを決められず、初出場での決勝進出は幻となりました。国内リーグでは過密日程もあって順位を下げたものの、UEFA杯圏内をうかがう7位とまずまずの成績を残しました。
06/07シーズンはFWニハト、トマソン、MFピレスと経験豊富な選手を獲得。チームをけん引してきたリケルメを構想外にし、セナを中心に据えて再び5位となりUEFA杯出場権を獲得しました。翌シーズンは入団が既定路線だったDFアジャラをサラゴサに奪われ、得点源のフォルランもA・マドリーに去りましたが、イタリア代表の新星G・ロッシの活躍もあって着々と勝ち点を重ね、最終的にはバルセロナもかわしてクラブ最高の2位で終えました。
小クラブをリーガ屈指の強豪に仕立て上げた手腕が評価され、08/09シーズンにR・マドリーに招聘されます。C・ロナウド、カカ、ベンゼマ、X・アロンソなどの超大型補強もあり、リーグ最多の102得点、勝ち点96とクラブ新記録を作りますが、カカが負傷して戦線を離れたこともあり優勝するバルサに3ポイント届きませんでした。国内カップは早々に敗退、本拠地で決勝を戦えるはずだったチャンピオンズ・リーグも16強と無冠に終わり、1年で解任されました。
10/11シーズンの途中にマラガに就任。冬にデミチェリスやJ・バティスタを獲得し、終盤に5連勝するなど、降格圏内のチームを中位に引き上げます。2年目はカソルラやイスコ、マタイセン、トゥラランとバランスの取れた補強で4位と躍進しました。3年目はイスコの成長に加えホアキン、新加入のサビオラ、サンタクルスらベテランも力を発揮、チャンピオンズ・リーグでは初出場のクラブをベスト8に導きます。国内リーグでも過密日程の中で6位と成功に終わりました。
13/14シーズンにマンチェスター・Cに就任。トゥーレ・Y、アグエロ、ジェコの攻撃に加え、マラガから共に入ったデミチェリスやフェルナンヂーニョといった守備陣の効果的な動きもあり、クラブ2年ぶりのリーグとリーグ杯の2冠を達成。チャンピオンズ・リーグのグループリーグはホームのバイエルン戦以外は全勝し、クラブ初の決勝トーナメント進出を果たしました。
2年目はチェルシーに8ポイント差をつけられて2位で終わります。チャンピオンズ・リーグでは2年連続でバルサにR16で敗れました。3年目はデ・ブルイネやスターリングを獲得、チャンピオンズ・リーグではベスト4になりました。契約最終年であり、2月にはグアルディオラ監督就任が発表されて選手のモチベーションが低下、リーグは4位に終わりました。
16シーズンに河北華夏に就任します。ジェルヴィーニョやラベッシ、エルナネス、マスチェラーノと大型補強を施したクラブでしたが、タイトルには手が届きませんでした。
18/19シーズンにウェストハムに就任します。サンチェス、ヤルモレンコ、ウィルシャーと新戦力にケガ人が相次ぎますが、GKファビアンスキの好守もあり昨シーズンの68から55と失点が大幅に減少し、中位で1年目を終えました。

2016年12月25日:新規アップ 2019年6月8日更新

03リーベル・プレート(リーグ優勝)
カベナギ ドミンゲス
  ダレッサンドロ  
サパタ コウデ
  アストラダ  
ロハス ガルセ
デミチェリス C・アジャラ
  コミッソ  

05/06ビジャレアル(CLベスト4)
フォルラン ホセ・マリ
  リケルメ  
ソリン セナ
  ホシコ  
アルアバレーナ J・ベンタ
Q・アルバレス G・ロドリゲス
  バルボサ  

09/10レアル・マドリー
C・ロナウド イグアイン
  カカ  
マルセロ L・ディアッラ
  X・アロンソ  
アルベロア S・ラモス
アルビオル ペペ
  カシージャス  

11/12マラガ
 S・ロンドン 
 イスコ 
カソルラホアキン
カマーチョトゥララン
モンレアルガメス
マタイセンデミチェリス
 カバジェロ 

13/14マンチェスター・シティ(国内2冠)
 ジェコ 
 アグエロ 
シルバJ・ナバス
フェルナンヂーニョトゥーレ・Y
コラロフサバレタ
デミチェリスコンパニ
 ハート