メスト・エジル(Mesut OZIL)
フルネーム メスト・エジル
国籍 ドイツ※  
出身地 ゲルゼンキルヘン
生年月日 1988・10・15
身長 180cm
体重 70kg
利き足
ポジション MF(OMF)
FK PK FK PK
キャプテン経験  
代表デビュー 2009・2・11
ノルウェー戦
代表背番号 8 10
W杯メンバー 10年 14年
18年
ニックネーム  
個人タイトル 12,13UEFAベストイレブン
12UEFA欧州選手権ベストイレブン
チームタイトル 08/09DFBカップ
09UEFAU−21欧州選手権
10/11コパ・デル・レイ
11/12リーガ・エスパニョーラ
13/14,14/15,16/17FAカップ
14FIFAワールドカップ
所属クラブおよび背番号 出場 得点
05/06 シャルケU(3部)
06/07 シャルケ 17 19
07/08 シャルケ 17 11
07/08 ブレーメン 11 12
08/09 ブレーメン 11 28
09/10 ブレーメン 11 31
10/11 レアル・マドリー(スペイン) 23 36
11/12 レアル・マドリー(スペイン) 10 35
12/13 レアル・マドリー(スペイン) 10 32
13/14 レアル・マドリー(スペイン) 10
13/14 アーセナル(イングランド) 11 26
14/15 アーセナル(イングランド) 11 22
15/16 アーセナル(イングランド) 11 35
16/17 アーセナル(イングランド) 11 33
17/18 アーセナル(イングランド) 11 26
18/19 アーセナル(イングランド) 11    
トップスピードでも高精度を誇るドリブル、ブレ球のミドルシュート、絶妙なスルーパスと、その左足と瞬時の創造性で多くの決定機を生みだすゲームメーカーです。

トルコ系移民3世として、ドイツのゲルゼンキルヘンに生まれます。6歳でサッカーを始めてクラブを転々とし、RWエッセンに5年間在籍、16歳で地元シャルケに入団します。
06/07シーズンの開幕フランクフルト戦でブンデスにデビューして先制アシストします。クロアチア代表ラキティッチなど層が厚い中、ハノーファー戦ではチームを逆転勝利に導く2アシスト、フランクフルト戦で引き分けに持ち込む起点になるアシストと勝負強さを見せました。途中でブレーメンと3年契約し、終盤のカールスルーエ戦でブンデス初得点を挙げました。
08/09シーズンはシャルケ戦で先制アシストし、バイエルン戦で1得点1アシストして5−2と快勝します。ホッフェンハイム戦では先制と決勝点で5−4の打ち合いを制し、終盤のフランクフルト戦で3アシストと計12アシストをマーク。国内カップ決勝レヴァークーゼン戦でも決勝点を挙げて自身初タイトルを獲得します。チャンピオンズ・リーグでも6試合でインテル戦など3アシスト、UEFA杯でも8試合戦いウディネーゼ戦などの3アシストで準優勝になりました。
翌シーズンは、バイエルン戦で先制点、フライブルク戦の1得点3アシスト、3度の1得点1アシストなど計9得点12アシストと、ペルー代表ピサロとの攻撃でリーグ3位になりました。ヨーロッパリーグでもトゥベンテ戦など6アシストで16強になり、退団したジエゴの穴を埋めました。
10/11シーズンにケディラと共にR・マドリーへ移り、8月29日マジョルカとの開幕戦でリーガデビュー。マドリード・ダービー両試合など6得点、17アシストでC・ロナウドらを支えました。国内カップではセビージャやA・マドリーなど3得点で優勝に貢献しました。チャンピオンズ・リーグは7アシストしますが、クラシコとなった準決勝では決定機に絡めませんでした。
2年目はアウェーのクラシコでC・ロナウドの決勝点など17アシストします。チャンピオンズ・リーグはバイエルンとの準決勝両試合で得点に絡みますが、勝利に結びつきませんでした。
3年目もクラシコでC・ロナウドの同点アシストなど9得点13アシスト。チャンピオンズ・リーグはドルトムントとの準決勝1stレグで大量失点し、2ndレグのアシストも無力に終わりました。
13/14シーズン開幕後にアーセナルへ移り、9月14日サンダーランド相手のプレミアデビュー戦で先制アシストします。その後リヴァプール戦やニューカッスル戦など5得点9アシストしました。チャンピオンズ・リーグでもナポリ戦で1得点1アシストと足跡を残しました。
3年目はマンチェスター・Uとの両試合で1得点1アシストするなど6得点19アシストをマーク。4年目も国内リーグで2度の1得点1アシストなど8得点9アシストを見せ、チャンピオンズ・リーグでもルドゴレツ戦でハットトリックを決めました。5年目も2度の1試合2得点やトッテナム戦の先制アシスト、ニューカッスル戦での左足ボレーとコンスタントに活躍しました。
6年目は4得点8アシストしますが、強豪には結果を残せずチャンピオンズ・リーグ出場権を逃して22年続いたヴェンゲル体制が終わりました。ヨーロッパリーグではC・モスクワやミラン戦で得点機を作りますが、準決勝でA・マドリーに敗れました。

2007年U−19欧州選手権で4試合2得点をマークします。2年後のU−21欧州選手権ではイングランドとの決勝で1得点2アシストしてチームを優勝に導きました。
フル代表デビューは2009年2月11日ノルウェー戦。W杯予選は4試合戦いトップ下を不動のものとします。迎えた本戦では7試合先発、得点はガーナ戦のみでしたが、イングランド、アルゼンチンなど3アシストを決め、チームを2大会連続の3位に導きました。
2012年欧州選手権予選でも9試合で5得点7アシストと圧巻の成績を残しました。5試合に出場した本大会でもデンマークとギリシャから計3アシストしました。イタリアとの準決勝はバロテッリに2点を献上、終了間際のPKによる一矢にとどまりました。
2014年W杯予選は10試合戦い、PKを任されたこともありチーム最多の8得点を挙げます。本大会は7試合に出場してアルジェリア戦で決勝点を挙げ、ホストのブラジル戦ではケディラの5点目を演出して7−1で勝利、決勝でアルゼンチンを下して世界一になりました。
2016年欧州選手権予選、本戦共に6試合出場。準々決勝イタリア戦で先制するも同点にされました。PK戦でミスしますが、後続の成功や相手のミスで事なきを得ました。
2018年W杯予選は6試合戦い、ノルウェー戦など1得点4アシストで出場権を獲得。本戦は決定機に絡めずグループリーグで敗退、人種差別的な非難を理由に引退を表明しました。
代表記録

※:トルコ国籍もあり
2017年12月18日:新規アップ 2018年8月6日更新