ヘラルド・マルティーノ(Gerardo MARTINO)
フルネーム ヘラルド・ダニエル・マルティーノ
国籍 アルゼンチン  
出身地 ロサリオ
生年月日 1962・11・20
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
経歴 1998〜98 プロウン・デ・アレシフェス
1999〜99 プラテンセ
2000〜00 インスティトゥート
2002〜03 2005〜06 リベルタ(パラグアイ)
2003〜04 セロ・ポルテーニョ(パラグアイ)
2005〜05 コロン
2007〜11 パラグアイ代表
2012〜13 ニューウェルス
2013〜14 バルセロナ(スペイン)
2014〜16 アルゼンチン代表
2016〜   アトランタ・ユナイテッド(アメリカ)
獲得タイトル 02〜04,06パラグアイリーグ
07南米最優秀監督
13アルゼンチン前期リーグ
メッシと同じロサリオの出身。幼少期から「タタ」という愛称で親しまれ(由来は不明)、地元ニューウェルスでは攻撃的MFとしてクラブ最多の公式戦505試合に出場し(38得点)、キャプテンとして1980年代から1990年代前半に4度のリーグ優勝に貢献。2003年にはサポーター投票でクラブ最優秀選手に選ばれ、ホームスタジアムのスタンドの名前になりました。
他にはチリ、スペイン、エクアドルと国外でもプレーしました。

4−3−3を使用することが多く、ハイプレスによって早い段階でボールを奪い、ショートパスやダイレクトプレー、高質なオフ・ザ・ボールなど味方同士の阿吽の呼吸でゴールを目指します。
現役時代にニューウェルスを優勝に導いたジュディカ、ビエルサ、テネリフェ移籍の手引きになったホルへ・ソラーリ、各監督の影響を受けています。

1996年に引退し、2年後に指導者の道が始まります。毎年クラブが代わりましたが、02シーズンにリベルタに就任すると、サムディオら攻撃陣の活躍でリーグを連覇します。04シーズンはセロ・ポルテーニョに移り、J・ドス・サントスやC・ラミレスを擁して自身リーグ3連覇を達成しました。06シーズンに復帰したリベルタでは、O・マルティネスとのホットラインでウルグアイ代表H・ロペスが大活躍して3度目のリーグ優勝を達成、翌年の南米最優秀監督になりました。
2007年にパラグアイ代表に就任。同年のコパ・アメリカでは準決勝に進みますが、守護神A・ボバディージャの退場が響いてメキシコに6失点し、前回からの上積みはありませんでした。
2010年W杯予選では徐々に自らの戦術がチームに浸透、GKビジャール、CBダ・シルバ、MFリベーロス、2トップのカバニャス、N・バルデスを軸に3位で通過しました。2010年1月、メキシコのナイトクラブでカバニャスが銃撃されます。一命は取り留めましたが本大会出場は絶望となりました。そしてドルトムントで活躍するバリオスなど、同胞3人をパラグアイに帰化させて代表にエントリーし、パラグアイ国内で物議をかもしました。
本大会はイタリア戦を引き分けてまずまずの立ち上がりを見せ、スロヴァキアに完勝、ニュージーランド共スコアレスドローで終えます。決勝トーナメントでは日本を得意の堅守で抑え、PKで競り勝ちました。その後スペインに敗れますが、パラグアイを初のベスト8に導きました。
2011年コパ・アメリカはエクアドルとスコアレスドロー、ブラジルと2−2、ベネズエラと3−3と3分けでしたが、決勝トーナメントに進みます。その後ブラジルとの準々決勝、ベネズエラとの準決勝いずれもスコアレスドローの末のPK勝ちで決勝に進みました。ウルグアイにはスアレスとフォルランに堅守を破られ完敗し、地震初の国際タイトルはなりませんでした。
ニューウェルスではFWスコッコが24得点を挙げ、M・ロドリゲスやエインセと経験豊富な面々の働きもあり国内リーグを制し、リベルタドーレスもベスト4になりました。
13/14シーズンの開幕前に耳下腺腫瘍の再発で退任したビラノバ監督の後を受け、エレーラ、オルセン、メノッティに次ぐ4人目のアルゼンチン人監督としてバルセロナに就任します。
A・マドリーとの国内スーパー杯を制すると、リーグ戦でも8連勝して幸先よいスタートを切ります。しかしバルデス、ピケ、アルバ、新加入のネイマールと主力にケガ人が相次ぎ、国内リーグは最終節でA・マドリーと引き分けて2位、チャンピオンズ・リーグもA・マドリーの前にベスト8にとどまり、クラシコとなった国王杯決勝も競り負けて無冠に終わり、退任しました。
2014年W杯終了後にアルゼンチン代表に就任。翌年のコパ・アメリカではグループリーグを首位で通過しますが決定力不足に苦しみ、開催国チリとの決勝でPK負けを喫しました。
2016年コパ・アメリカCではグループリーグでチリなどから3連勝し、決勝トーナメントでもベネズエラと開催国アメリカに圧勝。昨年と同様PK戦になったチリとの決勝は一人目のメッシが失敗するなど2本止められ雪辱はならず、終了後に辞任しました。
16シーズンからMLSに参戦しています。

2015年12月16日:新規アップ 2017年9月28日更新

10パラグアイ代表(W杯ベスト8)
  バリオス  
ベニテス サンタクルス
リベーロス ベラ
  オルティゴサ  
モレル ボネ
アルカラス ダ・シルバ
  ビジャール  

13/14バルセロナ
  メッシ  
ネイマール A・サンチェス
イニエスタ シャビ
  ブスケ  
アルバ D・アウヴェス
マスチェラーノ ピケ
  V・バルデス  

15アルゼンチン代表(コパ・アメリカ準優勝)
  アグエロ  
  パストーレ  
ディ・マリア メッシ
マスチェラーノ ビグリア
ロホ サバレタ
オタメンディ デミチェリス
  ロメロ  

16アルゼンチン代表(コパ・アメリカC準優勝)
 イグアイン 
ディ・マリアメッシ
バネガビグリア
 マスチェラーノ 
ロホメルカド
フネス・モリオタメンディ
 ロメロ