ポール・ル・グエン(Paul LE GUEN)
フルネーム ポール・ル・グエン
国籍 フランス
出身地 パンクラン
生年月日 1964・3・1
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
経歴 1998〜01 レンヌ
2002〜05 リヨン
2006〜07 レンジャーズ(スコットランド)
2007〜09 パリ・サンジェルマン
2009〜10 カメルーン代表
2011〜   オマーン代表
獲得タイトル 02/03,03/04,04/05リーグアン
00/01,07/08フランスリーグ・カップ
現役時代は判断力に優れた守備的MFとして活躍。PSG時の95/96シーズンにはカップウィナーズ杯を制し、翌年も決勝に進みましたが、バルセロナに連覇を阻まれました。
フランス代表としても17キャップあり、カントナ、ジノラ、パパン、ジョルカエフなどといった攻撃陣をデシャンと共に支え、1994年には日本代表と対戦しました。

基本的には4バックを採用しますが、3バックも併用します。戦術に明るく、中盤の編成やフォーメーションも相手や時宜に応じて変更するなど、柔軟性のある采配を振るいます。

97/98シーズンに引退するとすぐにレンヌからオファーが届きます。初年度からチームを16位から5位に引き上げます。2年目は13位でしたが、3年目は6位と持ち直します。DRコンゴ代表ノンダやセネガル代表ディウフといったアタッカーを起用しながら育てました。
2002年、サンティニ監督のもとで初のリーグ優勝を果たしたリヨンに招へいされます。フランス代表に就任する前任者との比較によるプレッシャーがありましたが、ドラソーやM・ディアッラの獲得で中盤の守備が安定したことで2年目のジュニーニョが攻撃センスをフルに発揮、戦力を維持するのが難しいリーグにおいて連覇という快挙を成し遂げたのです。
翌シーズンはS・アンデルソンを引き抜かれたものの、バイエルンからエウベルを獲得します。さらにエッシェンとマルダの加入が大きく、特に後者はSBとしても及第点の動きを見せました。04/05シーズンはミュラーとエヂミウソンの両CBをはじめ主力が引き抜かれましたが、クリスやアビダルを獲得して戦力の維持に成功、この的確な補強と時宜に応じた作戦によりチームは黄金期を築きます。契約満了による退任までにリーグ3連覇、クラブとしては4連覇を達成。これは66/67シーズンからのサンテティエンヌ、88/89シーズンからのマルセイユと並ぶ国内リーグ最多記録となったのです(マルセイユは92/93シーズンも優勝しましたが、八百長が発覚したため後にタイトルを剥奪されました)。
チャンピオンズ・リーグでも常連となりましたが、最高位はベスト8で、03/04シーズンはモウリーニョ率いるポルトに準々決勝で敗れました。翌シーズンはベスト16でブレーメンに総合スコア10−2の大勝を収めましたが、続く試合でヒディンク率いるPSVにPK戦の末敗れました。
06/07シーズンにレンジャーズへ。初の国外での指揮となりますが、キャプテンのB・ファーガソンと衝突するなどチームを掌握できず約半年で解任され、その後古巣PSGに就任します。ここでも一時は2部降格の危機に陥りましたが、リーグ杯を制しUEFA杯出場権を獲得。3年目はマケレレ、ジュリ、セセニョンと大型補強に成功、トップリーグ初挑戦のFWオアロがランキング2位タイの17ゴールを挙げる見事な働きを見せたこともあり、6位と持ち直しました。
クラブとの契約が満了してカメルーン代表に就任。長年キャプテンを務めたR・ソングからエトーにその座を継がせ、戦術と規律を植え付けてチームに変化をもたらします。2010年W杯予選は1分1敗の状況から4連勝し、カメルーンをアフリカ最多となる6度目のW杯に導きます。しかし2010年アフリカ選手権では4試合で8失点と精彩を欠き、準々決勝で敗退しました。
代表監督でありながら母国での生活を続け、国内リーグの視察に熱心でなかったため徐々にチーム内に亀裂が生じます。それはカメニやソングら主力をベンチに追いやるなどW杯での布陣にも色濃く表れ、日本、デンマーク、オランダに3連敗を喫して辞任しました。
2011年にオマーン代表に就任し、3年後のW杯出場権を狙っています。
2012年6月3日:新規アップ

04/05リヨン(リーグ3連覇)
  ヴィルトール  
マルダ ゴヴ
ジュニーニョ エッシェン
  M・ディアッラ  
アビダル レヴェイエール
カサッパ クリス
  クペ  

08/09パリ・サンジェルマン
オアロ ジュリ
ロテンセセニョン
クレマンマケレレ
アルマンセアラ
サコカマラ
 ランドロー 

10カメルーン代表(W杯出場)
 チョウポ=モティンク 
ウェボエトー
エノマクーン
 マティプ 
アス=エコトエムビア
バソングヌクル
 ハミドゥ